大橋の笑いのタネ

(さまぁ〜ず多め)

これってホラーハラスメント!?

夏になると、ホラー番組やイベントが増えますね。

暑い夏が涼しくなる、とか意味がわからないよ?と密かに感じていませんか?

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ハラスメントとは、嫌がらせの言動のこと。逃げ場のない所で行われることが多く、嫌がらせする当人は「は?これ当たり前じゃん」「嫌だと思うお前がおかしいんじゃね?」的な考えを持っています。

最近ではスメハラ(不快な匂いを撒き散らす)やカラハラ(カラオケ強要)など、様々なハラスメントが認められてきていますね。

  

  • ホラーに対する耐性は人それぞれ

ホラーについても同じように、平気な人には当たり前でも、苦手な人にとってはハラスメントと感じるものがあります。

恐怖とはもともと、危険な物事から逃れようとする感情です。それなのになぜ多くの人がホラー映画を楽しむのか?それには私たちの脳の構造が深く関係しています。

脳科学的には、私たちは恐怖を感じる部分と同じ部分で快感も感じているそうです。ホラー映画を見て怖いとは思っても、所詮作り話で、今の自分は安全だと分かっている。安全が確保されたドキドキは刺激的で、見終わった後にはスッキリするということです。

 

しかし、誰もが同じように恐怖を快感として捉えるかと言えば、そうではありません。

大ヒットしているホラー映画も、大好きな人もいれば、CMさえ直視出来ない人もいるのです。

CMや広告は、見るつもりがない人にも強制的に、しかもなんの予告なく見せる、間違いない嫌がらせです。

特に夏は、ホラーハラスメントが頻繁に行われるようになります。被害を受けると、その後の生活に著しい支障が出る例もあります。泣き寝入りしないために、正しく対処しましょう。

  •  ホラーハラスメントのチェックリスト

  1.  あなたの生活圏内、かつ行くことを避けられない場所(家など)にまつわる怖い話をされる
  2. 肝試しやお化け屋敷に入る流れになり、断ることが社会的に許されない
  3. 目につく所にホラー画像が掲載される
  4. 嫌がっても怖い話を続ける、画像を見せ続ける
  5. 大人であること、男性であることを理由に怖がるなと言われる、からかわれる

チェックが0~1個→このままうまくやりすごしましょう。

チェックが2~3個→耐えられるかもしれませんが、あなたの負担は大きいはずです。今後の関係性を考えましょう。

チェックが4個以上→ホラハラです!今すぐ逃げましょう。


ホラハラによって、お風呂に入れなくなったり、1人で道を歩けなくなったりする人もいます。

そうなってしまってからでは遅いのです。

  • ホラーハラスメントをしない、されないために

人間はずっと昔からホラーを娯楽としてきました。社会で生活するからには、ホラーに一切触れないようにする事は難しいかもしれません。

ただ、目や耳に入ったとしても、すぐにシャットダウン出来れば、だいぶ影響は避ける事が出来ます。

ホラーは笑いや快感に変えられる所までで止めておき、その先は出来るだけ速やかに逃げられるようにしましょう。


ホラハラをしないためにも出来る事があります。自分よりも相手にはホラー耐性がないかもしれない、楽しめないかもしれない事を念頭に、ホラーを提供しましょう。

具体的には、

・ホラー画像、ホラー話が含まれるものは【閲覧注意】など前置きする

・イベントを主催する際、ホラー要素が含まれる事を伝えておく

・ホラー話を相手が嫌がる場合はやめる、もしくはオチを笑いに持って行く

などが対策としてあげられます。 

 

  • ホラハラを理解し、楽しい夏を!

夏といえばホラー。
ですがホラーを楽しめるかどうかは人それぞれ、という事を忘れないでください。もしホラハラだと感じればすぐに逃げましょう。
ホラハラについて正しい認識を持ち、行動できれば、お互い刺激的な夏を楽しめるでしょう。